世の中の変化に柔軟に この際、「リモートワーク」に特化した転職を考えてみる!

転職動機

新型コロナウィルスの感染拡大に伴って、様々なメディアで耳にする機会の増えた感のある「リモートワーク」

「在宅勤務」や「テレワーク」といった用語と同様に、出勤してオフィスで働くのではなく、自宅などのオフィス以外の場所で働くという勤務スタイルです。

インターネット環境が発達した現代ならではの新しいワークスタイルともいえるでしょう。

以前から、育休中や病気療養中の社員などに部分的にリモートワークを取り入れていた企業はありました。しかし、ここまで注目されるようになったのは、2020年の私たちの生活や世の中の大きな変化によるところが大きいのではないでしょうか。

オンライン会議やオンライン面接、オンライン説明会なども一般的になりつつあり、業種によるものの、リモートワークが当たり前のように導入されるようになってきています。

そして、この機会に自身の働きかたを抜本的に見直す人も出てきたり、可能な業務はできる限りオンライン化しようという企業も。最近では、「一部業務でリモート可」のみでなく、「全面的にリモートワーク」に特化した求人もあるほどです。

そこで今回は、リモートワークに特化した転職について考えてみたいと思います。

■どんな人に向いている?

まず、リモートワークの主なメリット・デメリットを考えてみましょう。

【メリット】

①「通勤時間」が不要

→これまで通勤にかかっていた時間を仕事やプライベートな時間にあてられるようになる。

→都心に関わらず、郊外などに住居を自由に構えることができる。

②不要な人間関係で煩わされることが減る

③自分の空間でリラックスして仕事ができる

④休憩時間など、ある程度自分のタイミングで取りやすい

⑤衣服や身につける物など、通勤に伴って必要となるものへの出費が減る

【デメリット】

①仕事のメリハリをつけにくい

→自宅で仕事をする場合、プライベートの時間と仕事の時間の線引きがつけづらい。

→仕事時間が不規則になりやすい。

②そもそもリモートワークが可能な職種が限定されている 

③自宅で仕事をする場合、在宅時間が増えるため光熱費の負担が増す

(企業によっては毎月一定額の補助が出るケースも多いようです)

④業務上の些細なコミュニケーションが取りづらい

⑤対面での接点が減るため、人間関係が希薄になりやすい

以上、ざっと思いつくものを挙げてみると、リモートワークには「仕事の自由度が高くなる分、ある程度の自己管理力が求められる」ということが分かります。

オフィスで仕事をする場合に比べ、疑問点があった時に気軽にその場にいる人に質問するといったことができないため、業務経験が浅い場合、ハードルは高くなるでしょう。

その点、そこそこ経験もあり、自分のスタイルができあがりつつある人には自分のペースで仕事を進めていきやすそうです。

そうなると、ある程度経験が蓄積されつつあり、基本的な仕事の進め方も確立された20代後半~30代くらいの人にとってはリモートワークというスタイルは適応しやすいといえるかもしれません。

■どんな職種がある?

リモートワークは製造や接客などではなく、デスク上で作業を行う仕事が主であることはいうまでもありません。

オンラインで業務を進めていく仕事は多々ありますが、「全面リモート可」の求人で多くみられるのはエンジニアや経理関係、サイト運営の仕事などです。

これらの職種は、今まではオフィス勤務でのスタイルを取っていたものの、最近になって全面的にリモートワークに切り替えた企業などもみられます。

また、リモートワークの走りともいえるのが、編集、校正、翻訳など文書を扱う関係のもの。これらはリモートワークという言葉をここまで頻繁に耳にするようになる遥か前から、自宅をオフィスとして仕事をしている人が多くみられた職種です。

特殊なスキルが求められるため、気軽に始めることは難しいかもしれませんが、求人の幅は広い印象があります。

この他、デザイナー、ライター、イラストレーターなど、個人で作業を進めていくことが求められる、かつクリエイティブな職種や、インターネットショップのデータ入力やお客様とのやり取り、カスタマーサポートなどのように、限定的ではありますが販売関係でもリモートワークでの求人がみられるようです。

会議や打ち合わせなども全てオンラインのみの場合や、月に数回のみオフィスに出向く必要がある場合など、企業によって様々違いはありますが、リモートワークというスタイルでの求人は増えつつあります。

あらかじめこのような職種に絞って転職活動を行うというのも、「一種の手」であるといえそうです。

■仕事の仕方は、人それぞれ

新卒で入った会社で定年まで勤め上げる、毎年昇給していくのは当たり前―そんなかつての常識はどこへやら、入社して数年で辞めることは決して珍しいことではなく、キャリアアップのために転職を重ねることはもはや普通のこととなりました。

このように、世の中の仕事観が時代と共に変わっていくことを考えてみると、長時間、満員電車に揺られながら毎日出社することがもはや当たり前のことではなくなってきているのも自然なことのような気がします。

これからの自分の人生をどう切り開いていきたいか?

自分が心地良いと思えるワークライフバランスや、これだけは譲れないと思う職業観などと照らし合わせて、転職活動をする中で「オフィス勤務」か「リモートワーク」かという選択肢も改めて考えてみるのもよいのではないでしょうか。

「もしかしたら……自分にはリモートワークが向いているかも!?」と感じたら、これからの時代、いっそのこと思い切ってリモートワークでの仕事に絞って転職活動をするというのもアリかもしれません。

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