「あ〜あ、転職したいな…」そう思ったあなた。リスク0でもっと良い環境の会社へ転職しませんか?
「転職って、一回退職してから探すものじゃないの?」そんなことはありません!
在職中から次の職場を探して内定をゲットしたセンパイたちがたくさんいるんです!
思い立ったが吉日!今回は転職したいと思ってから実際に内定が出されるまでの流れをご紹介します。
転職エージェントに登録
まず行うことは、転職エージェントに登録することです。
登録自体は数分で済みますので、通勤中や昼休みにスマホでカンタンに登録可能。
ポイントは、3社以上のエージェントに登録すること。
理由はいたってシンプルです。多くの会社とマッチングするためです。
求人募集している企業からすると、何社もの転職サイトに登録するのはお金がかかるので避けたいものです。
ですから、転職エージェントのA社には登録しているけど、B社には登録していない、ということが往往にしてあります。あなたがB社にしか登録していなかったら、その企業とは一生出会えませんね。
ですから複数の転職エージェントに登録しておきましょう。
自己分析を行う
自己分析を行い、自分の得意分野や今後何をしていきたいのかを視覚化していきます。
ノートとペンを用意して、時間をとって始めてください。
1.不満に感じていることを書き出す
転職を考えているなら、不満に感じることがあるはずです。それらを書き出してみましょう。「上司がうっとうしい」のように、感情的なことでもOK。
とにかく心の赴くままに書きなぐってください。箇条書きにすると後で読み返しやすいですよ。最低20コは書きましょう。
2.転職して実現したいことを書き出す
1.で書き出した不満を元に、転職して実現したいことを書き出してみましょう。どんな会社のどんな職場なら、あなたは満足して働けるでしょうか?
実現できるかどうかは考えなくていいので、自分が望む職場や会社を書き出してください。
「給与月100万円」「家から徒歩10秒で着く」でも大丈夫です。具体的であればあるほど今後の転職活動に役立ちます。
3.自分の性格を分析する
あなたはガッツがありますか?それとも引っ込み思案ですか?
どんな時にやる気が出て、どんな時に落ち込みますか?
例えば、人と話すのが好きな人が黙々と入力作業を行うのは苦痛でしょうが、営業職なら生き生きと働けるかもしれません。
また、一人で仕事を進めたい人がプロジェクトマネジャーとして30人を束ねるのは困難が伴いますが、パソコンに向かってひたすらプログラミングをすることは喜びとなるかもしれません。
自分にどんな職が向いているのか探るためにも、性格分析は必須項目です。
普段の自分の行動や思考パターンを、周囲の人たちと比較してまとめてみましょう。
性格分析ができるサイトを利用するのもいいでしょう。
4.これまでのキャリアとスキルを棚卸しする
社会人となってからこれまで行なってきた仕事内容や資格などを書き出します。
時系列で書き出すと職務経歴書を作成する際に使いやすいですよ。
思い出せない人は、今日やった仕事内容から順に過去を遡ってください。
大きなプロジェクトを成功させた経験や頑張ったことがあれば、そのエピソードを別枠で書いておくのも良いですね。大きな失敗でも、そこから学んだ経験があればぜひ書き出してください。
正社員で働いた経験のない人は、今までのアルバイト経験を詳しく書き出しましょう。
エントリーシートや履歴書・職務経歴書を作成する
エントリーシートの書き方のポイント
エントリーシートは応募する企業ごとに変更しますので、今の段階では使えそうなストーリーをいくつかピックアップしておきます。
例えば
・営業実績
・効率改善提案
・お客様の喜ばれたエピソード
などを思いつくままに書き出しておきましょう。
履歴書の書き方のポイント
志望動機以外の全てを記入して、ベースを作成しておきます。
履歴書はパソコンで入力したものでも構いませんが、手書きを好む会社もまだまだ少なくありません。企業の体質を考えて、ベターと思われる方で作成してください。
「手書きが良さそうだけど、どうしても面倒で…」という場合、1枚だけ手書きで書いて、コピーする方法もあります。
安いコピー機は印刷が雑でバレてしまいますが、コンビニなどの1枚10円のコピー機なら高画質なので案外バレないものです。どうぞお試しください。
職務経歴書の書き方のポイント
棚卸ししたキャリアとスキルを見やすく並び替えます。
応募する企業ごとに重要ポイントだけ残して不要と思われる箇所は削除します。
職務経歴書はA4用紙2枚以内に収めるのがベストです。面接官が一目見てあなたの良さが分かるように、長々と自己PRをせず簡潔で見やすい経歴書にしましょう。
エントリーする
第1志望の企業だけでなく、何社か同時にエントリーしましょう。
これは滑り止めの意味もありますが、面接練習をさせてもらうという理由もあります。
テストでも試合でもそうですが、何の練習もせずに理想の結果になることはほぼ起こりえません。就活も何度か練習を繰り返し、場慣れする必要があります。
そのため、何社かエントリーして練習をさせてもらうのです。
「面接に行ってみたらとても良い会社だった!」という棚ぼたも期待できますよ。
面接
エントリーシートと履歴書が通れば面接です。ここまで早ければ2週間で到達します。
面接でのポイントは「聞かれたことに答えること」です。
あなたが話したいことを話す場ではないと心得ましょう。
面接官が質問したことに対して、簡潔に答えます。オススメはPREP法です。
PREP方とは、
結論・理由・具体例・結論
の順に話す方法です。
例えば「あなたの長所を教えてください」と質問された場合、
「私は子どもの頃から水泳が大好きで、遠泳の大会でも入賞しました。今も水泳を続けているので、長所は継続性です。」
と答えるのと
「私の長所は継続性です。何事も継続することで結果が出ると考えているからです。私は10歳の頃から今に至るまでずっと水泳を続けて、遠泳の大会でも入賞できました。ですから長所は継続性です。」
では、聴きやすさが格段に違います。
内定!!!
内定が出たら、まずは入社の意思があることを伝えましょう。
もし練習台の企業で内定が出てしまったら、丁重にお断りしてください。
転職エージェントから紹介してもらった会社でもお断りして大丈夫です。次回以降の紹介に差支えもありません。
自分の人生を決める大切な瞬間ですので、絶対に入社したいと思える企業にだけ入社の意思表示をしてください。同時に、入社可能日を聞かれますので伝えておきましょう。
現在の法令では「2週間前に申し出ること」とされています。就業規則に具体的な定めがなければ、退職の申し出をしてから2週間後には次の会社に入社可能です。
現職の上司に退職の意思を伝える
まずは直属の上司に退職する旨と、退職希望日を伝えてください。
引き止められることもあるでしょうが、ここは意思を貫いて退職しましょう。
退職日までに引き継ぎを行い、キレイに辞めたいものですね。
なお「今は人手不足だから退職させない」などと言われたら、それは在職強要という違法行為に当たります。
退職する旨を記した内容証明郵便を会社宛に送付し、労働基準監督署へ相談しましょう。
入社準備
基本的に転職先企業から提出書類を伝えられますので、それを持参してください。
一般的に必要なものは下記のとおりです。
- 年金手帳
- 雇用保険被保険者証
- 給与振込口座の通帳
もし入社より退職が早く決まってしまったら
転職先が決まるよりも先に退職してしまう場合もあるでしょう。
そんなときはハローワークの失業保険を受け取りながら、転職活動を続けましょう。
そもそも退職したくてたまらなかったのなら、ストレスで心身ともに磨耗しているはずです。少し人生の休息をとりましょう。転職先を探すのはそれからでも遅くはありません。
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まとめ
はじめて転職するときは知らないことだらけで悩むことも多いもの。
そんな人の味方になってくれるのが転職エージェントです。
在職中から親身になって相談に乗ってくれるので、この先の人生をどんな会社で過ごしたいのかが明確になりますよ。
転職より退職が先に決まっても心配することはありません。失業保険という制度があなたの生活を守ってくれます。
あなたが納得できる会社をじっくりと探してくださいね。