未経験業種への転職は難しい?未経験業種に転職したアラサー女の転職体験談

転職体験談

私は連日の長時間残業に耐えきれず、勢いで退職しました。
当時28歳で、転職するなら今しかないと思ったものの、「収入が途絶える恐怖」「転職先が決まらないかもしれない不安」でなかなか踏ん切りがつかずとても苦しい日々を送りました……

しかし今はとても幸せです。あのとき思い切って転職して本当によかったと思っています。今回は私の転職体験談をお届けします。
いま転職しようか迷っている人の参考になれば幸いです。

連日午前2時越えの残業で身も心もボロボロ

当時、私は連日午前2時を超える残業を課せられ、身も心もボロボロでした。
半年程度でこの残業は終わる。それは分かっていました。けれど連日終電もなくなるくらい働きづめて、もう限界です。

たまの休日は寝るだけで1日が過ぎていきます。
ある日、私は起きあがれなくなりました。ベッドの上から部屋を眺めて「体が動かない」と他人事のように考えていました。思考がはっきりするにつれて「このままだといつか倒れる」と、転職することを決意したのです。

転職できなかったらどうしようという恐怖

でもとても怖かったんです。
「貯金もそんなにないのに収入がなくなったら生きていけなくなる」
「転職先ってそんな簡単に見つかるの?」
転職のことを考えると、体の震えが止まりませんでした。
布団をかぶって未来の不安に怯える日々を過ごしました。
実際に手がブルブル震えるんですよ。すごいでしょ?

今思えば滑稽ですが、一度も転職したことのなかった私には転職=ダメなことだと思えてならなかったのです。
現状では退職してからでなければ転職するのは不可能に思えました。
つまり一旦収入が途切れます。
「怖い……けど、このままいてもいつか体を壊してだめになる

ストレスからの解放!

もうどうしても続けられないと踏んだ私は、一大決心して上司に退職したいと申し出ました。あっけなく退職は許可され、2週間後に退職できることに。

あの時の開放感は計り知れません。
引き継ぎを終わらせて退職した私は、それまで抱えていた不安なんてまったく思い出すこともなく、これからの人生にスキップを踏んでいました。

思った以上に疲れ果てていた自分

退職日から1週間はひたすら寝て過ごしました。離職票が届かないとハローワークで失業保険の手続きもできませんし、なにより疲れていました。

退職したらやろうと思っていたあれこれをする元気もなく、日がな一日寝て過ごしました。

退職して実感したのは自分はこれまで頑張りすぎていたんだということです。
仕事で追われる日々を過ごしているうちは頑張っているなんて気づきませんが、退職して時間ができると、今まで本当に体を痛めつけていたんだと分かります。

辞めてよかったんだ。

心底そう思えました。
自分の体と心を大切にするために、失業期間を有意義に使おうと心に決めました。

失業保険をもらいながらゆっくりと

離職票が届いてからすぐにハローワークで手続きをしました。
無職の私にとって失業保険は生命線です。絶対に無くしてはならないものでした。
自己都合退職だったので3ヶ月の給付制限はありましたが、そのぶんゆっくりと転職活動がすればいいとのんびり考えていました。

これまで平日にしか空いてなくて行けなかった場所や、いつも混んでいて並ぶ気になれなかった店を訪れました。気分転換にもなり、このうえなく充実した時間を過ごせました。
こうして体調も戻ってきた頃からゆるゆると転職活動を始めたのです。

甘くない現実

しかし退職して6ヶ月後、失業保険の給付が切れる頃になっても、私はまだ転職先が決まっていませんでした。さすがに焦り出す私。
このままじゃアルバイトで食いつなぐことになってしまう…

転職にようやく本気になり、履歴書と職務経歴書を見直し、ハローワークの模擬面接を受けました。自分の長所やスキルを洗い直し、自宅の鏡を見ながら面接練習をしました。
やっぱり中途半端な覚悟では、どの会社でも見抜かれるものですね。トホホ…

内定獲得!

本気で転職活動に取り組んだ結果、あれから1ヶ月で内定をゲット!
未経験の職種ながら以前とさほど給与も変わりません。

しかも「頼むから明日にでも来て欲しい」と言われて、すぐに働くことができました。
本気を出せば、こんなにすぐに転職できるものなんですね。

まとめ

当時の私はとにかく会社をやめたくて仕方がありませんでした。

けれど、やめた後のことを考えると今後の生活が不安で心配で、本当に夜も眠れなかったんです。けれど、勇気を出して退職したからこそ、もっと私に合った職場に出会うことができました。

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