月の手取りを5万円増やす方法【副業は難しい】

お金の話

手取りを増やす方法で一番最初に思いつくのは副業ですよね。ネット上には副業で稼げたという情報が多く出回っています。
しかし実際に副業で月5万の手取りを増やすのは非常に難しいものです。

副業で稼ぐ?

軽い気持ちではじめても稼げません

「副業=誰でもできてすぐに稼げるもの」と思っていませんか?
軽い気持ちではじめた副業ほど稼げませんし、続けられません。

今の会社の業務を思い浮かべてみてください。

新人の頃は何一つ分からなくて、センパイにひとつひとつ聞いていましたよね?副業に教えてくれるセンパイはいません。すべて自分で調べて自分で解決しなければなりません。

どれだけカンタンそうに見えても、努力なくして稼げないのです。

誰でもできる副業はライバルも多い

もちろん、参入障壁が低くて誰でも始められる副業はあります。たとえばFXやウーバーイーツなんかがそうですね。

それでも稼ぎ続けられる人はほんの一握り。なぜならどちらもコツをつかんで稼ぐものだからです。

参入障壁が低いものほどライバルも多く、そして勝ち上がるのが難しいと考えてください。

休日=副業DAYで休めない

副業をするにしても、いつやるのでしょうか?

やはりそれなりに時間をつくれる会社の休日が中心になるでしょう。

副業をしていなければ、会社の休日はすべて休んでいたはずです。そこに副業という仕事を入れるわけですから、体が休まるはずもありません。

結果として本業にも支障をきたし、減給や島流しにされることも…。

副業に手を出して失敗したケース

せどりをはじめたAさんの場合

Aさんはマンガが大好きなので、本のせどりを始めました。大好きなものに囲まれるのですから、ストレスも感じないだろうと考えたのです。

けれど結果としてAさんは消耗してしまいました。疲れが取れず会社に出社しても普段の3割ほどしか仕事ができなくなりました。上司からさんざん注意され、Aさんは遂に退職に追い込まれてしまいました…

Aさんは当初「好きなものなんだから、カンタンに稼げる」と思っていました。けれど、作業は思った以上に大変でした。しかも利益は1冊あたり100円もありません。

これだけ頑張ってこんなもんか…」Aさんは大好きだったマンガもキライになり、会社も退職するハメになりました。

アフィリエイトをはじめたBさんの場合

サラリーマンの副業としてアフィリエイトが人気だと知ったBさんは、さっそく稼いでいる人のサイトを参考にしながら自分のブログを始めました。

「まずは100記事書く」と書かれていたのでとにかく記事を量産したのですが、まったく報酬が得られません。Bさんは会社でもサイトを書いているのがバレて大目玉を喰らい、左遷されてしまいました。

給与も下がりブログからの収益も見込めず、Bさんは稼ぐどころか収入が減ってしまいました。

ウーバーイーツをはじめたCさんの場合

体力に自信があったCさんはウーバーイーツを始めましたが、1日で辞めてしまいました。

飲食店にもお客さんにもペコペコして、時には「こぼれてる!」と怒られ、しだいにやる気をなくしていきました。さらに1日の報酬額を確認して愕然としました。

たった3,000円しかなかったのです。あれだけチャリを漕いで、いろんな人に怒られて、3,000円…Cさんはがっかりしてすぐにやめてしまいました。

同業他社に転職して手取りアップが現実的

ご紹介したように、副業でかせぐのは思った以上に大変なことです。ではどうやって手取りアップすればよいのでしょうか?現実的な方法は同業他社への転職です。

住宅手当など給料外の手当が優秀な会社を狙おう

転職して基本給が同じだったとしても、住宅手当のように給与でない手当を多く支払っている会社を狙いましょう。基本給が少なかったとしても、手当があればそれだけ手取りアップが見込めます。

残業代が満額出て、かつ残業が多い職場も狙い目

残業代が出ない会社はNGです。手取りの増加は見込めません。残業代が満額出ること、そしてできれば残業時間が多い職場が良いでしょう。

残業代で手取りを稼ぎます。もちろん疲れることは予想されますが、休日にはしっかりと英気を養えるので充実した毎日を過ごせますよ。

今以上の年収を提示されることも

そして忘れてはいけないことは、今の年収は他の会社より安いかもしれないということです。同業他社に転職した場合、今より高い年収を提示されるのはよくあることです。

今の会社の給与が安いと思うなら、同業他社の給与をチェックしてみましょう。あなたよりスキルも経験もない人の方が高い給与をもらっている可能性もあります。

まとめ

手取りを5万円上げるなら、副業よりも転職がオススメです。

休日も働く副業よりも、より良い会社に転職して仕事とプライベートの時間を分ける方が人生の質も上がりますし、なにより働くのが苦でなくなります。

転職といってもいきなり退職する必要なんてありません。在職中に情報を集め、よい会社があればすぐに行動に移せるようにしておきましょう。

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